そろそろ早稲田大学の復活が見たい!そんな駅伝ファンも少なくないでしょう。こちらでは2017箱根駅伝の早稲田大学について書いています。
2017箱根駅伝のおける早稲田大学の登録選手リストを記載し、主将・平和馬選手を注目選手としてクローズアップしています。また、指揮をとって2年目となる相楽豊監督についてもエピソードを含めて紹介し、2016年の出雲駅伝と全日本駅伝の記録と、前回の箱根駅伝の記録も振り返っています。
さて、早稲田大学はどのようなチームに仕上がってきているのでしょうか!?
区間エントリー更新しています!
箱根駅伝2017早稲田大学の区間エントリーは?
出典元:http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/special/athletic/hakone/2017/team/waseda_player
箱根駅伝2017早稲田大学の登録選手は?区間エントリーの予想も
名前 | 学年 |
井戸浩貴 | 4年 |
今井開智 | 4年 |
佐藤淳 | 4年 |
鈴木洋平 | 4年 |
◎平和真 | 4年 |
武田凜太郎 | 4年 |
箱田幸寛 | 4年 |
石田康幸 | 3年 |
藤原滋記 | 3年 |
光延誠 | 3年 |
安井雄一 | 3年 |
清水歓太 | 2年 |
永山博基 | 2年 |
大木皓太 | 1年 |
太田智樹 | 1年 |
新迫志希 | 1年 |
出典元:http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/special/athletic/hakone/2017/team/waseda_player
2017年早稲田大学の大きな特徴は、4年生のエントリー選手が7人と多い点。
逆に東海大学は1年生が8人という若いチーム編成となっており「若いパワーが爆発すれば脅威」と言われていますが、早稲田大学は、相楽監督も期待している、コツコツと実力を積み上げてきた4年生が安定感を見せつけてくれるかどうかがカギです。
優勝候補筆頭の青山学院大は今回、5区を走る山の神が不在だといわれているため、5区に勝負をかけたいところ。2区に主将の平選手をも持ってきて順位を安定させ、5区は昨年の経験者・安井選手が走る可能性が高いでしょう。
早稲田大学の注目選手は?
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プロフィール
氏名:平 和馬 (たいら かずま)
所属:早稲田大学
学年:4年
生年月日:1994年11月5日
身長:178cm
体重:60kg
出身校:豊川工高
自己ベスト:5000m :13分38秒64、1万m: 28分46秒04
主な成績:
〔箱根〕15年4区(9位)、14年4区(2位)
〔全日本〕16年2区(2位)、15年2区(6位)、
13年3区(7位)
〔出雲〕16年1区(13位)、15年4区(3位)
出典元:http://live.sportsnavi.yahoo.co.jp/special/athletic/hakone/2017/player/kazumataira
駅伝競合校の愛知・豊川工業よりスポーツ推薦で入学。箱根駅伝ルーキーイヤーは4区2位の好成績で華々しくデビューをしました。
翌年は同じ4区で9位、そして3年目は選手間の実力差があまりないチームにおいて、出番はありませんでした。
最終学年となり、新チームでは駅伝部の主将を任され一年発起した平選手。
ホクレンシリーズで5000m、1万mで自己ベストを出したと思えば、全日本駅伝では2区2位の快走でチームのエースへ浮上。エース不在が課題だと言われた早稲田大にとっては、頼もしい主将の復活となりました。
4年生の武田、鈴木とともに、早稲田大6年ぶりの優勝をたぐり寄せます!
早稲田大学の監督とは?
10年間指揮をしてきた渡辺康幸監督の退任後、2015年より監督に就任した相楽豊監督。箱根駅伝で指揮をとるのは2回目となります。
1999年に早稲田大に入学し、1年生時より箱根駅伝に出場。5区を11位で走りチームは総合6位。3年生時は、6区で8位となりチームは総合3位。4年生時は主将を務めながらも、ケガのために走ることはできず、チームは総合15位のシード落ちとなりました。
ここから早稲田大学は、不振の時期に入ってしまうのです。相楽監督は自分にも責任があると考え、卒業も駅伝チームを気にかけていたといいます。
渡辺康之前監督の声掛けにより、2005年に競争部・長距離コーチに就任。最初の2年間はアルバイトという形で携り、2007年に正式な採用となりました。
担当は、スポーツ推薦ではなく、一般入試で入ってきた選手だったそうです。そのこともあってか2017年の箱根駅伝に向けて「推薦組も一般入試組もコツコツ力をつけている」と、監督としてのコメントを残しています。
今回のチームは「早稲田らしいチーム」だと言う相楽監督。早稲田大の伝統を背負って優勝へと導くことができるのか、36歳の若き監督の手腕が楽しみです!
早稲田大学2016年の他大会の結果は?
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箱根駅伝を前に、すでに終わった3大駅伝の2つ、出雲駅伝と全日本大学駅伝における早稲田大の戦いぶりを見てみましょう。
◆2016年出雲駅伝結果
日 時:平成28年(2016年)10月10日
コース:スタート:出雲大社正面鳥居前(勢溜)⇒フィニッシュ:出雲ドーム前 6区間 45.1km
8位 早稲田大学 2:14:20
上段:選手氏名 中段:通過記録・順位 下段:区間記録・順位
平 和真 | 新迫 志希 | 武田 凜太郎 | 鈴木 洋平 | 光延 誠 | 井戸 浩貴 | ||||||
24:12 | 13 | 41:55 | 12 | 1:07:16 | 9 | 1:24:50 | 8 | 1:42:57 | 8 | 2:14:20 | 8 |
24:12 | 13 | 17:43 | 12 | 25:21 | 7 | 17:34 | 1 | 18:07 | 5 | 31:23 | 10 |
出典元:http://www.izumo-ekiden.jp/record/record.html
◆2016年全日本大学駅伝対校選手権大会結果
2位 早稲田大 5:16:11
00/[00]=通算成績/区間成績
上段が通算記録、下段が区間記録
武田 凜太郎
2/[2] |
平 和真
2/[2] |
鈴木 洋平
1/[2] |
永山 博基
1/[1] |
新迫 志希
1/[2] |
藤原 滋記
1/[3] |
太田 智樹
1/[3] |
安井 雄一
2/[5] |
43:45 | 1:22:12 | 1:49:40 | 2:30:17 | 3:05:29 | 3:41:33 | 4:16:38 | 5:16:11 |
43:45 | 38:27 | 27:28 | 40:37 | 35:12 | 36:04 | 35:05 | 59:33 |
出典元:http://daigaku-ekiden.com/taikai_kiroku/
両大会とも鈴木選手の活躍が光りますね。全日本駅伝は最終区の途中までトップで走っており、前半によいペースを作れるかどうかがカギです。
早稲田大学箱根駅伝2016の結果と記録は?
では、最後に2016年の箱根駅伝の結果と記録を見てみましょう。
◆第92回大会 2016年(平成28年)
総合順位:4位(往路5位、復路5位)
総合記録:11時間07分54秒
区間 | 区間順位 | 選手 | 記録 |
1 | 5 | 中村 信一郎 | 1時間02分10秒 |
2 | 17 | 髙田 康暉 | 1時間10分46秒 |
3 | 5 | 武田 凜太郎 | 1時間04分11秒 |
4 | 4 | 永山 博基 | 0時間55分54秒 |
5 | 5 | 安井 雄一 | 1時間21分16秒 |
6 | 6 | 佐藤 淳 | 1時間00分23秒 |
7 | 14 | 光延 誠 | 1時間06分13秒 |
8 | 3 | 柳 利幸 | 1時間05分29秒 |
9 | 1 | 井戸 浩貴 | 1時間09分47秒 |
10 | 6 | 藤原 滋記 | 1時間11分45秒 |
出典元:http://www.hakone-ekiden.jp/data/data_univ.php?race=92&univ=50
2016年の箱根駅伝では、3年連続で2区を務めてきた髙田選手が17位と大ブレーキ。その後復路の8区、9区で少し盛り返したものの、上位3位までには及びませんでした。
2017年は、区間1位、2位が続出するようなレース内容でなければ、やはり優勝は難しいといえます。
勝負は往路でどれだけ接戦に持ち込めるか。全日本駅伝のように平選手、武田選手、鈴木選手の4年生ランナーで前半の流れと勢いを作ることができれば、優勝をその手につかむことも可能でしょう!
まとめ
2011年第87回大会で総合優勝をして以来、4位と5位を行ったり来たりの早稲田大学。大学によってはそれほど悪くない順位なのかもしれませんが、長年に渡って箱根駅伝を牽引してきた名門校にとっては、ふさわしくない順位となってしまいます。
主将の平選手は「もはや青山学院大との差はない」と言っています。
2017年の箱根駅伝は、エンジに描かれた白い「W」の文字が再び輝きを取り戻すことを期待したいです!