今年も箱根駅伝の季節到来!毎年1月2日、3日に行われるこの駅伝大会は、正式名称を東京箱根間往復大学駅伝競走といい、2017年は93回を迎えます。
箱根駅伝を観ることで、ようやくお正月気分が味わえるという人もいるのでは?
そこで、2017年の出場校と気になる優勝候補と順位予想、そして注目選手についてまとめてみました!
2017年箱根駅伝の出場校は?
まずは、出場校を見ていきましょう。
シード権を獲得した10校
昨年(2016年)の大会で、上位10位以内にゴールインしたチームです。
青山学院大学
東洋大学
駒澤大学
早稲田大学
東海大学
順天堂大学
日本体育大学
山梨学院大学
中央学院大学
帝京大学
予選会を通過した10校
大東文化大学
明治大学
創価大学
法政大学
神奈川大学
上武大学
拓殖大学
國學院大學
国士舘大学
日本大学
2017年は、シード権のある10校を含め、関東学生陸上競技連盟に所属する50校が参加しており、そのうち20校が本選に進んでいます。
今回、初出場校はありませんでした。
87回連続出場、最多優勝14回を誇る中央大学は、予選会11位でなんと予選落ち。
その歴史が途切れてしまうという結果に。
また、13年連続で出場をしていた、元早稲田のエース櫛部監督率いる城西大学も涙の予選落ちとなってしまいました。2015年大会では総合7位でシード権も獲得していただけに、勢いを守れなかったことが残念です。
予選落ちした大学の中から、個人成績がよい選手10人で編成される関東学生連合(オープン参加)を加えた合計21チームで戦いが繰り広げられます!
2017年箱根駅伝の優勝候補と順位予想は?
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優勝候補の筆頭は、文句なしで青山学院大学でしょう。
箱根駅伝2年連続優勝、2016年10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で優勝。
2017年大会のエントリー選手16人の中には、1万メートル28分台の選手が参加校最多の9人。
28分という数字は野球でいえば「3割打者」のように、トップ選手の指標になるんです。今や男子駅伝は、青山学院の時代だと言っても過言ではありません!
そんな青山学院大学を追うのは、全日本大学駅伝2位の早稲田大学。主将でエースの平選手を中心に実力をつけた4年生たちがどれだけ本領を発揮できるかにかかっています。
続くは、前大会2位の東洋大、3位の駒沢大。
東洋大は、出雲、全日本で欠場した主軸の口町線湯、駒沢大も同2大会で欠場したエースの中谷選手がエントリーをしており、彼らの走り次第で優勝争いに大きく関わってくるといえるでしょう。
また、95年以来優勝から遠ざかっている山梨学院大も、今回のチームはニャイロ選手を筆頭に実力を持つ選手がそろっており、十分優勝を狙える位置に。
青山学院大の3連覇なるか、はたしてそれを阻止する大学が出てくるのか、2017年の箱根駅伝も熱いドラマが期待できそうです!
2017年箱根駅伝の注目選手は?
一色恭志選手(青山学院大:4年生)
区間賞を狙えるトップ選手揃いの青山学院大の中で、エースを張る一色選手にはひときわ注目が集まっています。
走行予想は、もちろん各校のエースが集まる花の2区。ここで一色選手がどれだけ安定した走りを見せるかが、青山学院大優勝へのポイントです。
ドミニク ニャイロ選手(山梨学院大:2年生)
2016年の箱根駅伝では、1年生ながら2区で2位となったニャイロ選手。2年生となった、出雲駅伝、全日本駅伝では区間賞を獲得しました。
1万メートル27秒台の自己ベストを持つ若き山梨学院大のエースは、2区区間賞の最有力候補です。
服部弾馬(東洋大:4年生)
2016年大会まで、兄弟トップランナーとして注目を集めていた記憶がよみがえります。兄の勇馬選手の卒業後は、1人で東洋大のエースを担っている弾馬選手。
豊川高校時代、2枚看板として活躍した青学大・一色選手と服部選手が2区を走ることになれば、2014年以来の直接対決が実現。
本人も「一番のライバル」と闘志を燃やしているだけに、2人のせめぎ合いが楽しみです。
そして、3年ぶりの王座奪還で東洋大の時代を取り戻すのも、彼の走りにかかっています。
そのほか、ケガから復活した駒沢大のエース中谷圭佑選手(4年生)、一色選手に続く青学大の2年連続4区区間賞の田村和希選手(3年生)、2016年8区区間賞の下田裕太選手(3年生)にも注目です。
2017年の箱根駅伝、青山学院大の3連覇、3大会制覇なるのか、目が離せませんね!