SMAP草なぎ剛さん主演の異色刑事ドラマ「スペシャリスト」の続編が放送されましたが、期待を裏切らない素晴らしい内容でした。2016年1月クールの連ドラも決定しており、数々の伏線が、さらなる期待をあおります。
今回は、スペシャリスト4のあらすじのネタバレをまとめてみました。また個人的な感想ものせています!これから連ドラを見る方の参考になれば!
スペシャリスト4のあらすじのネタバレ
今までのスペシャリストのあらすじのおさらいは以下のリンクからできます。
草なぎ剛主演のスペシャリストとは?今までのあらすじのネタバレやキャストなど
草なぎさん演じる京都府警所属の職員・宅間義人は、事件に巻き込まれてしまい、まさかの懲役15年の判決を受けます。10年後、一転の冤罪が証明され、刑務所暮らしから解放されますが、10年間で犯罪者の心理や手口、動機など犯罪に関連するあらゆるデータを記憶するという特殊能力を身に着けてしまいます。
その宅間の能力を知ってか、大杉連さん演じる京都府警本部長の高倉が、「特別捜査係」を設置し宅間を刑事として配属させることから物語が始まります。特別捜査係には、同僚として、南果歩さん演じる姉小路千波も配属されます。姉小路の夫は、宅間の冤罪事件絡みで殉職をした刑事でもありましたが、その内容はスペシャリスト3で放送されました。
さてここからがスペシャリスト4の内容です。
スペシャリスト第1話のあらすじのネタバレと感想は?宅間が再び収監!
宅間の特殊能力による複数の難事件解決が、京都府警内部でも有名となり、迷宮入りした事件解決の依頼が舞い込むようになります。
さらに、宅間の活躍ぶりがネットで中継され、本部長の高倉が受けたインタビューが大きく新聞にも掲載されたこともあり、所内だけでなく一般にも話題が広がってしまいます。
そんな中、特別捜査係がある事件を担当することになります。嵐山市の非公認キャラ・ニシンバァ~が、誘拐されます。姉小路含めたメンバーは、単なる着ぐるみの盗難事件だと高をくくってましたが、宅間の推理により誘拐事件として捜査を開始します。
捜査が進むと、その裏には恐るべき殺人計画が隠されていたことに気づきます。
犯人は複数班で、クラウドファンディングというインターネットで資金調達を呼びかけるサイトを4つ立ち上げており、実はこれは犯罪資金調達のサイトであることが発覚します。
4つそれぞれに、実在する海外の凶悪犯のハンドルネーム、「ハウプトマン」、「デリンジャー」、「ポンジ」、「ヤング」がつけられていました。
資金目標が達成されれば、その賛同者に“フラッシュモブ”が行なわれる時間と場所が通知され、実際に事件が継続して起こってしまいます。
それも、そのハンドルネームの犯罪者がそれぞれ過去に起こした事件と同じ種類の事件がおこってしまいます。着ぐるみ誘拐は、まさにハウプトマンの仕業だったんです。容疑者は、まさに普段着ぐるみの中に入っていた田辺という人物と特定されますが、行方不明が続いていました。
そんな中、高倉の計らいにより特別捜査係の解散話がもちあがります。同僚に対する相次ぐ異動話もあって不穏な空気が流れます。時を同じくして、宅間自身も警察を去る決心をし、辞表を準備していたのです。
次に、起こった事件はポンジでした。有名な詐欺師であったポンジの名を語った通り、出資金をそのままネコババするという有様です。
被害が大きくなり、残るヤングとデリンジャーを、それぞれ過去の事件から「毒殺」と「銀行強盗」だと推理した捜査班は、その真相にたどり着きます。
ですが、ヤングは、毒殺ではなく学校教員が給食を少しだけ美味しくする、デリンジャーは、なんちゃって銀行強盗をするという、ある種愉快犯に似たものでした。
デリンジャーこと岡崎という男を逮捕したことで、4人が特定されますが、岡崎に至っては、誰も傷つけていないこと、実際に犯行を行う前につかまったことなどから早急に釈放されます。
ところが、なぜかヤングは、事件後自ら別の罪を犯して刑務所に入っていました。そのヤングに対して、今度は姉小路が囚人と化して近づき真相を探ります。
スぺシャリストお馴染みの展開ですね。ここで新たな事実、第5の容疑者がいることが判明します。その第5の男は、もともとの4名がチャットで犯行計画を相談している頃参加するようになった人物でした。
もちろん顔も名前も知らないはずだったそれぞれでしたが、ヤングが事件後、居場所を特定され、身の危険を感じるほど脅されていたがために服役したということも判明しました。その第5の男は、ハンドルネーム「オズワルト」、暗殺者です。
スペシャリスト連ドラのキャストは?第一話のあらすじのネタバレも
さらなる事件が起こってしまいます。ポンジが殺害され、彼自身が奪ったお金も無くなっていました。
一方、オズワルト名で復活したサイトや、それまでの手がかりなどから、宅間は行方不明になっているハウプトマンの実行者田辺こそが、一人二役でオズワルトを演じていたことをつきとめます。
その殺害計画の内容にもたどりつき、それを防ごうと特別捜査係が一致団結します。
まさかのフェイクで、事件を未然に防げたかに思えたんですが、事件はまだ解決しません。なんとオズワルトの一人二役は、田辺ではなく、デリンジャーこと岡崎であり、田辺は岡崎にコントロールされていただけんです。
さらに岡崎の秘密部屋から、犯行の真の目的にたどりつきます。部屋中にちりばめられた警察組織に対する不満や憎悪、さらには冒頭に出てきた高倉本部長の新聞切り抜きが、ターゲットのごとく貼ってあったんです。
警察組織に対する恨み、そしてその静粛こそが岡崎の動機だったんです。
宅間は、高倉を守ろうと駆けつけますが、一歩遅く犯行を止められませんでした。奇妙なメッセージを残して、高倉は息を引き取ります。
犯罪を止められなかったことに対する自分への怒り、自分がいることで周りが犯罪に巻き込まれる危険性などから、予定通り警察を離れようとする宅間の前に、一台の車が止まり、車内には、今後のキーマンである滝道(吹越満)という警察庁から来た男が。
言葉少なくも、色々と察知した宅間は、滝道の車に乗り込むところでエンディングを迎えます。宅間の冤罪の裏には何があったのか、警察庁長官含めたトップにも関係することなのか、すべての陰謀を解き明かすべく京都の舞台を離れて、東京に乗り込むことになります。
スペシャリスト4の感想
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続編の期待感を見事にあおる、率直に面白い内容でした。ドローン、クラウドファンディング、フラッシュモブに3Dプリンタなど今どきの要素をちりばめるあたりや、最後までハラハラ、ドキドキの二転三転させる演出は、さすが相棒シリーズを手掛ける戸田山雅司さんの脚本だと感じました。
超マイペースの宅間に、個性豊かな変わらない同僚メンバーは相変わらずでした。
ただこれまでと違うこともいくつかありました。以前は振り回されるだけだった同僚が、宅間に影響されてか、頼もしく変わってきました。
一方、宅間はこれまでのシリーズでは、その飄々さがその大きな個性でしたが、人の死に直面した際の何振り構わぬ絶叫や取り乱した様子には、人間らしい一面を見たような気がします。
自分が犯罪を止められなかった懺悔の思いや、そのあとに残る空虚感などを醸し出す草なぎさんの演技は、鬼気迫るものがありました。やっぱりさすがですね。
ますます続編が楽しみになってきました。
高倉のダイイングメッセージ「気を付けてくれ」は一体何を意味するのか?
まだ明らかになっていない「我々」とは誰のことなのか?
そもそも宅間の冤罪にはどんな陰謀が隠されているのか?
その解決がされるのか、舞台を東京・警視庁に移しての連続ドラマが楽しみですね。戸田山雅司
まとめ
スペシャリストの野方役和田正人は箱根駅伝の選手だった!結婚は?
数々の伏線を残して、連続ドラマへ移行される「スペシャリスト」。かなりシリアスな要素が強くなってきましたが、スペシャリストシリーズで続けてきた宅間の個性は、継続してほしいです。新たな登場人物もいるようで、当初は宅間に振り回される様が予測されます。
ただ、個人的には上川隆也さん演じる佐神の登場を期待したいです。あの表情や眼光から出す圧倒的な存在感が、見られることを切に願います。
何はともあれ、人差し指をこめかみに当て、SPECの戸田恵梨香演じる当麻紗綾ばりの推理で結論に到達する様や、「分かるんですよ、だって10年入ってましたから」という決め台詞が帰ってくることを、素直に喜びたいです。