日本テレビの上重聡（かみしげさとし）アナウンサーが、2016年3月で情報番組「スッキリ！！」の司会を降板することが報道されました。スッキリーへの就任直後に不祥事を起こしてしまったかみしげアナ。
兼ねてから上重アナの降板は噂されていましたが、降板した理由について考察していきたいと思います。
最初から納得いってなかった加藤浩次
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そもそも上重アナは、司会を始めてわずかの2014年4月に靴小売りチェーンの元会長からおよそ１億７０００万円もの金を無利息で借りて、都内に高級マンションを購入していたなどと週刊文春で報道されて、スッキリで謝罪しましたが、引き続き何事もなかったように司会を続けていました。
そう考えると理由はこの事件であると思うのが普通ですが、私は別の理由ではないかと思いました。原因は加藤浩次（かとうこうじ）との不仲なんではないかと考えます。
というのも、上重アナはテリー伊藤さんが降板した後の後釜として司会になりましたが、テリー伊藤さんが降板する際は、加藤浩次とゴタゴタがあったという噂は有名です。長年一緒に番組を支えてきたテリーの降板に納得いかなかった加藤さんは「（テリー伊藤が）辞めるなら俺も辞める」と言い、周囲がなだめるのが大変だったという話もありました。
そして、そんな納得のいかない状況でも上重アナの番組就任。しかも日テレ社員でテリーとは似ても似つかないキャラクターと真面目な雰囲気。加藤浩次がこの人選に微妙な想いだったことは予想できます。
そしてまた上重アナ自身もやりづらかったと思います。そして、番組の司会を始めてからわずかの不祥事。加藤さんも穏やかではなかったと思います。
加藤さんが長い間番組を支えてたのに、新たに入ってきた局アナが番組を潰すような不祥事を起こされて、怒るのは普通のことだと思います。
しゃべらない上重アナに加藤に限界が
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また利益供与事件のせいか、もともとの性格もあるのか、番組で発言が少ない上重アナ。
かつてスッキリを担当していた葉山エレーヌのように、アナウンサーらしからぬ突拍子もない発言をして問題になることもありましたが、テリー伊藤がいなくなった後、こういう個性が必要だったように思います。
不祥事後に以下のような事件がありました。
スタジオで生ライブを披露したシンガーソングライター・miwaへの曲中の掛け声をめぐり、ハラハラするやり取りが。楽曲「君に出会えたから」で、出演者たちがお決まりの「イエー！」という掛け声を揃えていたが、歌が終わると上重アナが加藤に対し、「（加藤は）ワンテンポ、ちょっと遅れてましたけども……」とツッコミ。これに、加藤が「は!? は!? お前もちょっと遅れてたろ。お前、そんなこと言うのか、俺に。お前、今言っていいのか!?」とキレると、上重アナは「すいません」「大変申し訳ありません」と平謝り。最終的には、加藤が笑顔で「冗談ですよ、冗談」とフォローしていた。
引用元：
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20150408/Cyzo_201504_post_18330.html
このやりとりは、随分話題になりましたが、冗談と言いながらも本音も少し出てしまったのではと思います。加藤浩次は、本番中でも、好き嫌いを口にする人間です。それが良くも悪くもあるような気もするのですが、以前「エンタメまるごとクイズッス」で天の声を務める山里亮太がラジオでスッキリのスタッフ批判をした時も、加藤浩次は番組内で山里のことをはっきりと批判していました。
そんな性格の加藤に局アナの上重がビビってしまい、徐々に発言も減り、仕事をしていないと視聴者からも非難の声が相次ぎました。
以下、ツイッターの投稿です。
「スッキリ！」久しぶりに見たけど、上重聡さんほぼしゃべらないのね(´･ω･`;)今はあえてそうしてるのかな
日テレあなの上重、例の報道以降、スッキリで全然しゃべらない。仕事しないならでるなや
休みだからスッキリ見てるけど、上重アナ一言も話さないけど、こんなんでいる意味あるの？ っていうか、これで仕事してるって言えるの？
テリー伊藤がいなくなってからコーナーまでつまらないことが増えたよ。上重は必要？
そして視聴者よりも困るのが共演している加藤浩次。
才能がなければ生き残れない厳しいお笑い芸人の世界。そこにいる加藤にとって、局アナということで、しゃべらないのに、番組の司会のポジションにいるなんて、許せないと思います。加藤が怖くて、上重喋らない→上重喋らないから更に加藤怒るって本当に悪循環スパイラルだったんですね。
そして、とうとう加藤の堪忍袋の緒が切れ、そして視聴者の評判が良い訳でもない上重アナを番組に残す必要がなくなった日テレは降板を決めたという話だと思います。
