2人の日本人がノーベル賞を受賞し、連日話題のノーベル賞。そんな中、フジテレビの情報番組「ノンストップ」でノーベル賞についての解説の特集がやっていて、わかりやすく、素朴な疑問について説明していました。その中から、賞金についての内容についてまとめてみました。
今年2015年のノーベル賞受賞者のおさらい
まず1人目はノーベル医学・生理学賞を受賞した北里大特別栄誉教授の大村智さん。大村智さんの 授賞理由は「寄生虫病に対する新しい治療法の発見」でした。
2人目はノーベル物理学賞を受賞した東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さん 。梶田隆章さんの受賞理由は「ニュートリノに質量、ニュートリノ振動の 発見」でした。
意外と知らないノーベル賞の種類は?
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ノーベル賞の種類は以下の6部門です。
◎ノーベル物理学賞
◎ノーベル化学賞
◎ノーベル医学・生理学賞
◎ノーベル文学賞
◎ノーベル平和賞
◎ノーベル経済学賞
なんとなく聞いたことがあったのですが、こうやって、ちゃんと全部の部門を見たのは始めてでした。そういう人、多いのではないでしょうか。ちなみに、今年2015年に受賞された大村智さんはノーベル医学・生理学賞で、梶田隆章さんはノーベル物理学賞でした。
ノーベル賞の賞金はいくらもらえるの?どこから出るの?
番組では、2008年と今年2015年の賞金について比べて説明していました。
2008年 受賞の南部陽一郎さんと他2名 約1億4000万円
2015年 受賞の梶田隆章さんと他2名 約1億1500万円
どうして、2008年と2015年の賞金に違いがあるのかというと、そもそもノーベル賞の賞金は、ノーベル財団の基金を運用して得た利益から出ているので、この2つの受賞年の間にリーマンショックが起きてしまったことによる景気の変動が関係しているとのことでした。このように、ノーベル賞の賞金は景気が左右するのです。びっくりの事実でした。番組でもハイヒールりんごさんが「今年の方が損」と言っていました。
ちなみに、上記の金額を受賞者みんなで、ルールで均等するそうです。たとえば今年のノーベル物理学賞は梶田隆章さんと他2名の計3名で、あるルールに基づいて均等するとのことです。
賞金は、授賞式のときに小切手でもらうそうです。実際にもらった賞金は、受賞者の皆さんは研究費にまわす人が多いようですね。素晴らしい!こういう心掛けの人が受賞されるのですね。
最後に
意外に知らなかった、ノーベル賞の賞金についてよくわかった番組でした。庶民にとっては、億なんてとんでもない金額ですが、均等に割ったり、研究費用にあててしまったら、すぐに無くなってしまうものかもしれないですね。賞金をもとに今後も素晴らしい研究を続けていってほしいと思いました。