三井が最高値で買い取り?傾きマンションが最も高かった時の価格は?

横浜の傾き欠陥マンション問題で、先日マンションの販売会社である三井不動産レジデンシャルが、販売以降で最も評価が高かったときの価格で買い取る方針を住民に説明していたことがわかりました。

では、いったいこのマンションが最も高かった時の価格とは、いくらなのでしょうか?マンションの価格について予想してみました。

傾きマンションはどんな物件?

 

マンション名:パークシティLaLa横浜

所在地:神奈川県横浜市都筑区池辺町4035-13

アクセス:JR横浜線鴨居駅徒歩11分 ららぽーと横浜に隣接

総戸数:705戸

階数:4棟 12階

間取り:2LDK〜4LDK

販売開始時期: 2006年05月

完成時期(竣工):2007年12月

販売価格:3000万~6000万円台

 

パークシティLaLa横浜は販売会社の三井不動産株式会社と株式会社明豊エンタープライズがおよそ300店舗からなる大型商業施設のららぽーと横浜と複合開発したものです。

パークシティLaLa横浜の着工時期は2005年11月。世を大騒ぎさせた、構造計算書偽装して問題となった姉歯事件が発覚した2005年11月の直後のことでした。

そんな時期に、こんな不正があったなんて、すごくショックですね。こういう時期だからこそ購入した方々も、業界を信頼したんだと思います。

私も素人ながらマンションを購入し、売却した経験がありますが、人の人生を変えてしまう大きな買い物がこんな結果になってしまって、購入者の方々はお気の毒としか言いようがありません。

 

パークシティLaLa横浜が最も高かった時の価格は?

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三井の傾きマンションだけじゃない!欠陥のチェックポイントと調べ方

このマンションが売り出された時期は2006年5月。このころは、ミニバブル期と呼ばれ、マンション価格の相場は高かったようです。

しかし2008年9月にリーマンショックが起きてしまいます。

パークシティLaLa横浜だけではありませんが、リーマンショック以降マンションの価格が大幅に下がってしまいました。

逆にリーマンショックすぐ後の安いマンションを購入した人々は勝ち組だったように思います。この時期は、たくさんの不動産業界の多くの中小企業が倒産してしまいました。

なので、このマンションの最高価格を考えてみると2006年分譲時期の価格か、リーマンショックまでの2007年~2008年の価格になるように思います。

販売当時の販売価格は約3000万円~6000万円で坪単価は155万円前後でした。

なのでざっくり計算すると、分譲時の価格はファミリータイプ80㎡くらいだと3700万円前後75㎡くらいだと3500万円前後だったと予想できます。

もし2007年~2008年が1割~2割増しだったとすると、坪単価175万円になります。

なので2007年~2008年の価格80㎡くらいだと4200万円前後、75㎡くらいだと3900万円前後だったと予想できます。

2006年分譲時期の価格にしても、リーマンショック前の2007年~2008年の価格にしても、築年数を考えると確実に価格は下がっているので、価格だけみると、すごいお得だと思ってしまいます。

でも、マンションに引っ越してくるまでの経費、税金、これから引っ越しや移転でかかる経費、そして精神的苦痛など、住民にとっては価格だけでは納得できないいろいろな問題があるので単純にはいかないですよね。

 

まとめ

傾きマンションで心配!資産価値を下げない物件を購入する注意点は?

解決まで、これから長い時間がかかりそうな、傾きマンション問題。これからマンションを購入する人、既に購入済の人にとっても他人事ではないこの事件。三井不動産レジデンシャルは最高値で買い取る方針を示していますが、今後どうなるのか、気になるところですね。

 

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