2016年1月スタートの月9は、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。長いタイトルなのできっと「いつ恋」と呼ばれるのでしょうね。あの『東京ラブストーリー』の坂元裕二が久しぶりに恋愛ストーリー描く、オリジナル作品です。
『恋仲』『5→9〜私に恋したお坊さん〜』と続く、月9ならではの王道ラブストーリーに、胸キュン間違いなし。そんなツイッターなどでも話題になること必至の「いつ恋」、1月18日に15分拡大で放送された第1話のあらすじのネタバレを紹介します。第一話の結末ははたして?また感動の母から音への手紙の全文をまとめました。初回を見逃してしまった方、是非読んで2話目からドラマの胸キュンストーリーをお楽しみくださいね。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」のあらすじは?
キャストは以下の通りになっています。
杉原音…有村架純
曽田錬…高良健吾
日向木穂子…高畑充希
井吹朝陽…西島隆弘
市村小夏…森川葵
中條晴太…坂口健太郎
白井篤史…安田顕
林田知恵…大谷直子
曽田健二…田中泯
林田雅彦…柄本明
佐引穣次…高橋一生
柿谷嘉美…松田美由紀
井吹征二郎…小日向文世
仙道静恵…八千草薫
月9いつ恋はドロドロの修羅場?小夏こと森川葵暴走の昼ドラ劇場全セリフは?
杉原音(有村架純)は、早いうちに母親を亡くし、林田雅彦(柄本明)、知恵(大谷直子)夫妻の元、北海道の田舎で暮らしていた。当初は関西弁だったが、雅彦に直すよう言われ、今では出ないようになっている。
一方、引っ越し会社で働く曽田錬(高良健吾)は、日向木穂子(高畑充希)と交際中だ。そんな錬のもとに平気で人の金も盗んでしまうような悪友である中條晴太(坂口健太郎)がやってきた。晴太が北海道で盗んだカバンのなかには、古ぼけた手紙が。
音へ」で始まるその手紙の重要性に気付いた錬は、晴太に持ち主に返さないとと迫る。その手紙と一緒に入っていた「森田クリーニング」の名刺を見て、わざわざ北海道・苫小牧のその店に向かう錬。
森田クリーニングには働いている音がいた。錬は音がいないか聞くが、音はとっさに名札を隠し、「音はもう死んだ」と錬に言い放つ。すると錬はお墓に謝りに行きたいと言い出す。
それを見た音は、自分が音である事を話したところ、錬は自分が盗んだのではないにもかかわらずお金を返したのだ。そして錬は、わざわざ北海道まで来た理由である手紙も返した。
その手紙は音に母親が宛てた手紙だったのだ。そんな大事なはずの手紙にも関わらず、音は「捨てといて」と言い放ち、その場を去っていった。
その後、錬が食堂で食事をしていると、地元民が音の噂をしていることを耳にする。なんでも音は林田夫妻のお気に入りである25歳年上の男・白井篤史(安田顕)と結婚することが決まっていると言うのだ。
その日の夜、まだ苫小牧にいる錬はばったり音と遭遇する。いまだに錬の事を泥棒扱いする音だったが、あまりにも誠実に対応する錬に少しだけ心を開き、二人は話し始める。
音は錬に、本当は田舎のこの街が嫌いで出ていきたいが、血もつながっていないのに育ててくれた両親を裏切るわけにも行かず、決められた結婚をすると言うのだ。
翌日、まだ苫小牧にいた錬は、結局、音の母親からの手紙を捨てることはできず、そのまま持っていた。
一方、音は洋服を引き取りに来ないシングルマザーの家庭に服を届けに行くと、お金が払えず途方に暮れていた。それを見た音は、婚約者である白井にお金を貸してほしいとお願いするが、白井は即却下したのだ。ウェディングドレスに会社が買えるほどの高額なものを買えるのに。
それを見た音は決断をする。雅彦に『好きではない人とは結婚できない』と言ったのだ。それを聞いた雅彦は「恩知らず」と激高してしまう。そして音は家を飛び出すと、トラックで東京に帰ろうとしていた錬が偶然見かける。
家には帰れない音は錬にファミレスに行きたいと言い出す、そして街に出ていく二人だったが、そんな二人の姿を白井が見ていた。
生まれて初めてファミレスに来た音は大興奮。錬の彼女の話、音の昔の彼氏の話などお互いの身の上話をして距離が縮まっていく。そして音はある決断をした話を錬にする。それは「白井と結婚する」というものだった。
一度は、義父に反抗した音だったが、その直後、義母が倒れてしまうなどして、やはり世話になった両親を裏切れないと思った為だ。
しかし、若い男と一緒にトラックに乗っている姿を見た白井は、音との婚約を解消してきたのだった。
心が傷ついた音に、義母である知恵は「逃げなさい!音の好きなところに行きなさい!」と雅彦の目を盗んで音を逃がすのだった。そこに東京に戻る予定だった錬のトラックが。思わず錬に叫ぶ音、気付いた錬は音をトラックに乗せて東京に戻るのであった。
車内でようやく手紙を音の元に返す錬、音は亡き母親からの最後の手紙を泣きながら読み返しました。
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月9いつ恋第4話で錬が音に告白したけど二股じゃないの?告白全文も
<以下は手紙の全文です。>
音へ
今、真夜中の二時を少し回ったところです。今が最後のチャンスかと思って病院のに便箋とペンを借りました。もうあまり字が上手に書けなくて恥ずかしいけど。
便箋を光にすかすと、小さな花びらが浮かびます。素敵でしょ?音、お母さんはそろそろいなくなります。あっという間だったね、時間が足りない。
まだ、何にも出来てない、まだ死ねない。あなたを、ひとり残してしまうの。音、あなたを父親のいる子にしてあげられなかったこと、何度後悔しても足りません。
お母さんはもう、髪をむすんであげることが、できません。それでもお母さんは、あなたを産んでよかったと思っています。あなたはとても質問の多い子だった。
「なんで水はぬれるの?」
「髪の毛はどんどん伸びるのに、なんで眉毛はちょうどでとまるの?」
「どうしてさみしい気持ちはあるの?」
あなたには絵本が必要なかった。自分で作った物語を、私に話してきかせながら眠りにつくから。歩くのが速い私の後を、「大丈夫や」そう言ってついてくる、小さいあなたを見ていて、いつも思いました。「この子には人生を切り開く強い力がある。」
音、たくさんの人に出会ってね。自由にみて自由に話して、好きなように生きて。
それはあなたが心に持って生まれた大切な宝物だと思う。あなたはいつか学校に行って、友達をつくるのかな?中学生になって高校生になって誰かを好きになるのかな?どんな恋をするんだろう。
恋をすると うれしいだけじゃなくて、切なくなったりするね。
きっと人が寂しいって気持ちを持っているのは誰かと出会う為なんだと思います。時に人生は厳しいけど、恋をしている時は忘れられる。恋をして、そしていつかたった一人の人に出会えるといいね。
その人はきっとあなたの質問に答えてくれる、あなたの物語を聞いてくれる、あなたが生まれたことを喜んでくれる。
「ブドウの花は葡萄の味がする。」
「バナナの花はバナナの味がする。」
愛するって、心から心へと残していくことだと思う。音が笑ってる時、お母さんも笑ってる。音が走ってる時、お母さんも走ってる。
大好きなわたしの娘、大好きな音、愛しています。どうかしあわせに。
母より
東京に戻ってきた音と錬。音は知り合いが働いている居酒屋に行き、その間待っていると錬は近くにいたのだが、そこに走りながら錬に抱き付いてきた小夏(森川葵)が。そして音がその場に戻ってきたときにはもう錬の姿はなかった。
あれから1年が経ち、音はバイトをしながら東京で暮らし続けていた。音はもう二度と錬とは会わないものだと思っていた。
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第1話の感想は?
月9いつ恋で小夏役の森川葵は坊主だった?!出演ドラマなど経歴は?
まさに月9らしい胸キュンラブストーリーでしたね。今どきこんな人いるか?と思ってしまうほど純粋な二人、まだ恋には進展していませんが、応援したくなっちゃいます。
まだ、初回は苫小牧が舞台で、主要キャストも出きっていないので、次話から登場人物が増えて物語も複雑化してきそうです。
音が飛び出したところに錬が乗るトラックが現れるなど、ちょっと出来すぎですが、さすが『東京ラブストーリー』を書いた坂元裕二脚本なだけに、90年代の王道恋愛ドラマを彷彿とさせてたまらない人も少なくないのではないでしょうか。
それにしても最後に現れた小夏、錬の恋人ではないはずですし、何者なのでしょうか?次話が待ち遠しいです。