映画白ゆき姫殺人事件の犯人とは?結末まであらすじのネタバレとは?

 

湊かなえさん原作で井上真央さんが主演の映画『白ゆき姫殺人事件』。

2016年4月1日の夜9時から『金曜ロードショー』にてテレビ放送されます!

今回、地上波で初公開されるということで、まだ見ていないあなたへあらすじのご紹介をしていきます。

犯人は誰なのか?殺人を犯した理由、背景、結末までかなり細かく説明します!※ネタバレなので、ご注意してくださいね。

白ゆき姫殺人事件のストーリーの概要と主なキャストとは?

 映画白ゆき姫殺人事件のあらすじと感想!奈々緒演じる典子の本性とは?

監督:中村義洋(なかむら よしひろ)

              代表作は『アヒルと鴨のコインロッカー』『予告犯』など

原作:湊かなえ(みなと かなえ)

              代表作は『聖職者』『告白』など

 

城野美姫(井上真央)

殺人事件の犯人として容疑をかけられ、インターネット上でさらされる。小さい頃から地味で静かな子でイジメられていた過去を持つが、大人(大学生)になったら幸せになれると信じ人生を過ごしている。日の出化粧品に務めるOL。

 

三木典子(菜々緒)

事件の被害者。

城野と同じ化粧品会社で働く美人OL。城野とは同期入社。容姿端麗で誰にでも優しく、真摯に向き合い社内からの信頼の厚い存在であったが…

 

赤星雄治(綾野剛)

テレビ局に属する契約記者。SNS(Twitter)でつぶやくことが趣味のような男で、事あるごとになんでもつぶやいてしまう。

狩野とは大学の同級生。元カレ?

 

狩野里沙子(蓮沸美沙子)

日の出化粧人のOL。職場では、殺害された三木とパートナーを組んでいた。

事件の最初のアクションを起こし、城野に容疑をかける。物語の鍵となる人物。

 

篠山聡史(金子ノブアキ)

日の出化粧品の城野たちの上司で係長。城野・三木の二人共に関係のある人物。その場しのぎの言動が多く、あまり信用できるタイプではない。

 

満島栄美(小野恵令奈)

白ゆき姫殺人事件でみっちゃん役の小野恵令奈の出演作は?現在は何してる?

日の出化粧品のOL。狩野と同期で城野のパートナー。ゴシップ好きで口の軽い女性。

 

前谷みのり(谷村美月)

容疑者城野の大学時代の同級生で親友。城野を容疑者扱いしたテレビ局に抗議文を送るが、インターネット上に城野の本名をさらすなど、裏がありそうな女性。

 

谷村夕子(貫地谷しほり)

城野の小学校からの同級生で親友。小学生の頃、美人で有名だったがイジメの被害にあい引きこもりになる。

唯一の城野の理解者?

 

白ゆき姫殺人事件のあらすじのネタバレとは?

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テレビ局で仕事をするも、うだつの上がらない赤星雄治(綾野剛)。Twitterでつぶやくのはラーメン屋の紹介(悪口ばかり)。ある日、大学時代の同級生・狩野里沙子(蓮沸美沙子)から「大変なことになった」と電話があります。

 

電話の内容は、しぐれ谷で見つかった死体(めった刺しのあと黒焦げに焼かれていた・・・ってひぇー残酷すぎます・・・・)が、自分のパートナーの先輩・三木典子(菜々緒)で、先輩と同期の城野美姫(井上真央)が怪しいということだった。

 

話を聞きながらTwitterに上げ続ける赤星は、世間の関心が強いことに気づきます。

ネット上ではこの事件を、日の出化粧品の看板商品と美人社員を合わせて『白ゆき姫殺人事件』として盛り上がっていました。

普段、うだつの上がらない赤星は特ダネを得たと独自に取材を開始します。

 

最初に取材したのはみっちゃんこと満島栄美(小野恵令奈)で、慕っていた三木の同期の城野に良い印象を持ってなく、社内で起こっていた連続盗難事件の犯人も城田ではないかと告げられる。城野と篠山聡史(金子ノブアキ)の関係をほのめかしていた。

 

次に取材したのが、係長の篠山で城野とは付き合っていたのではないかと思われていた。

しかし、篠山は初め弁当を作ってもらっていたが、次第にエスカレートしていく城野のことをストーカーのようで怖かった。城野ではなく、三木と付き合っていたと証言する。

 

その後も取材を続け、事件当日の城野の足取りが明らかになっていく。

城野と三木が同じ車に乗っていた。城野が猛ダッシュで電車に飛び乗るところを見た。駅の近くの駐車場に何日も城野の車が止まったまま。事件以降、城野は会社を休んでいる。等の新事実を赤星はTwitterにアップしていく。

 

そんなある日、Twitter上に城野を擁護する書き込みを前谷みのり(谷村美月)が上げる。彼女は親友が吊るしあげられるのを許せず、テレビ局に抗議文を送ります。そこで抗議文から赤星はTwitterに情報を公開していることがバレてしまうのでした。

 

情報公開がバレて、引くに引けなくなった赤星は、城野の出身地に赴き取材を続けることにします。そして、小学生時代に起こしたボヤ騒ぎから当時の親友・谷村夕子(貫地谷しほり)の存在を知り、取材に行きます。

谷村はイジメに苦しむ自分を助けるために(呪いの儀式を)やったことがボヤ騒ぎの原因で、城野は悪いことはしていないと告げるのでした。そして谷村もまた、赤星が『白ゆき姫殺人事件』の発端のスレ主であることに気づいたうえで証言をしていました。

 

ある程度の事実が集まった時点で、テレビのニュース番組の独占ニュースとして、城野を容疑者Sとしながらも犯人のように扱った特別コーナーで『白ゆき姫殺人事件』を放送しました。

 

この放送をホテルのテレビで見ていた城野は、真実を語る遺書を綴り、自殺を図るのだが…

 

白ゆき姫殺人事件に結末は?ネタバレまで

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城野美姫(井上真央)がホテルで自殺を図ろうとヒモを首にくくったその時、テレビのニュースから『白ゆき姫殺人事件』の真犯人が捕まったと報道された。

 

なんと、真犯人は狩野里沙子(蓮沸美沙子)でだったのです。

狩野は、かねてから妬みの対象であった三木典子(菜々緒)に特別な感情を抱いており、自身の犯した連続窃盗事件の発覚を恐れて殺害におよんだという。城野は三木殺害の容疑者として狩野に利用されていたのである。

 

ではなぜ、みんなの憧れの的のはずであった三木は殺されなければならなかったのでしょう。

城野の遺書と狩野の供述からわかる三木殺害までのネタバレです。

 

城野は小学時代親友であった谷村夕子(貫地谷しほり)がいじめられているのを助けていました。谷村をいじめていたのは同じクラスの茜です。茜は自分より可愛いと噂される谷村を様々な方法でイジメの対象にしていきます。イジメから逃れるために、呪いの儀式をするのですが、結果的に二人は引き裂かれ、城野には暗くて呪いを使う子というレッテルが貼られてしまいます。

大学生になってから知り合う、前谷みのり(谷村美月)は表面上は親友のふりをしていましたが、実は私が可愛がってあげている上の立場だという目線で接しいるようでした。

社会人になって同期入社してきた三木は小学生の時の茜を思わせる出で立ちで、綺麗だけどプライドは高く、何も出来ないくせに手柄だけ取っていく。自分が他の誰かよりも劣っていることはなんであっても許せない。そんな女性でした。

実際のところ、そんな三木の事を周りの社員たちは、覚めた目で見ているようでした。

大好きだったアーティストを三木に奪われたと思った城野は恨んでしまいます。その心の隙間に入り込んできたのが狩野でした。狩野は城野を言いくるめて、自分の計画の片棒を担がせたのです。

狩野は三木に対して、嫌味なパートナーで更に自分の手癖の悪さを知られてしまった対象として殺害をしようと決意します。動機は些細なこと「バレて会社を首になったら困るから」でした。

 

結果的に三木は自分のプライドが巻き起こした「つまらない理由」で殺されてしまったのです。

 

まとめ

すべてが濡れ衣で展開していく『白ゆき姫殺人事件』ですが、誰もが人よりも優位に立ちたいと思う気持ちが巻き起こし、複雑化してしまった事件を描いた作品のように感じます。

三木に盗られてしまったアーティストを取り戻したい城野。

誰よりも優位に立ちたい三木。

自分の自我を通したい狩野。

暗い子よりも綺麗なこと付き合っているように思われたい篠山。

地味な城野に先を越されて悔しい思いの前谷。

こういった人間の感情の起こしてしまった事件を現代のコミュニケーションツールTwitterに赤星がつぶやくことで、嘘がどんどん広がっていってしまう。

憶測や妄想で無責任にツイートする第三者は、自分が当事者になった場合には本当に怖い存在だと痛感させられました。ネット炎上などで騒がれている昨今、私もネットの情報を元に色々考えることはありますが、やはりネット情報は話半分で信じたほうが良いかもしれないと思ってしまいました。

 

最後に、貫地谷しほりさん演じる谷村夕子は、暗くて引きこもりで登場の印象は良くなかったですが、唯一城野の味方だったと思います。少し同性愛の香りはしましたが…(笑)

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